登下校の見守りをしていると、遊歩道で他の歩行者がいても鬼ごっこをして広がって走り回る子供たちを見かけることがあります。
「危ない!」と声をかけても「なにが?」という顔をされることも。
悪意があるわけじゃありません。
なぜダメなのかを教えられてきていないだけなんだと思います。
「ママに怒られるから」で止まる子
「ダメ」の伝え方次第で、子どもの中に残るものは変わってきます。
「あの人に怒られるから」でいたずらや危ない行動をやめる子がいます。
その場では止まることができる。
でもその人がいないときはどうでしょう。
外からの抑制だけで動いている子は、その抑制がなくなったときに自分で判断する基準を持っていません。
「怒られるかどうか」が行動の軸になってしまっているからです。
見守り中に注意をすると「〇〇のお母さん怖いね」と言われることもあります。
ただ危ない目にあってほしくないし、周りの人に迷惑をかけてほしくないだけです。
「なぜダメなのか」が育つまで
例えばスーパーで走る子どもに「ダメ」と伝えるときを例に考えてみてください。
未就学のうちは「ママに怒られる」という感覚で止まることの方が多いでしょう。
幼いうちはそれでもかまわないと思います。
大切なのは、そこに理由を一緒に伝え続けることです。
「商品にぶつかるから」
「他のお客さんにぶつかって迷惑になるから」
同じことを何度も繰り返すのです。
小学生くらいになると、その積み重ねが「なぜダメなのか」として育っていきます。
「怒られるから」ではなく「迷惑になるから」で行動できるようになる。
その段階まで、根気よく伝え続けることが大事だと思っています。
娘に断り方を教えた経験から
以前の記事で、娘に友達関係での断り方を教えた話を書きました。
最初は「ママに怒られるから離れる」という外からの抑制から始まりました。
でも今は、娘自身が「自分はどうしたいか」で判断して動けるようになっています。
これは、スーパーや遊歩道の話と同じ構造だと気づきました。
外からの抑制がきっかけでも、理由と経験が積み重なることで、やがて内側からの判断に変わっていくのです。
「ダメ」を伝えることをためらわないでほしい
子どもに「ダメ」と言いすぎることを気にするママは多いと思います。
でも「ダメ」を伝えること自体は、悪いことではありません。
ためらってほしくないのは「ダメ」だけで終わらせないこと。
なぜダメなのかを一言でもいいから添えること。
それが積み重なって、子どもの中に自分で判断する力が育っていきます。
理由を伝えることで、子どもとしてもただ怒られたとなりにくくなります。
「怖いお母さん」と思われても、理由を伝え続けることをやめないで。
そう思っています。


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