友達関係に口を出した話…娘が自分で断れるようになるまで

子どもと学校

子どもの友達関係に親が干渉することの是非は分かっていました。
それでも私はやりました。
娘が「学校に行きたい」という気持ちを持ち続けていたから、その気持ちを守りつつ乗り越えようとしていたときのことです。

なぜ干渉したのか

娘が学校に行けなくなった原因は、園児のころから仲の良かった子たちでした。
端から見れば仲良しに見えるようにしながら、実際には仲間外れや心ない言葉を繰り返されていたのです。

娘はその関係をずっと断ち切れずにいました。
仲が良かったころの記憶もあるし、仲間に入れてくれるときもある。
だから完全に離れることができなかったのです。

そういう子どもの心は理解できます。
でも、娘が傷つくのが分かっているからこそ、そのままにしておくことはできませんでした。

「ママに怒られるから一緒にいちゃだめだ」と思われてもいいと思っていました。
それでもまずは、物理的に距離を取ることが先だと判断したのです。
本来は子どもが自分で判断すべきことだと分かってましたが、それでもやりました。

具体的に教えたこと

距離を取らせながら、同時に娘に教えたことがあります。
それは、断り方です。

「今はやめて」「今はやだ」という言葉は拒絶になってしまいます。
ほぼ必ず「なんで?」が返ってきて、そこからまた関係がこじれやすい。
なので「私はこうしたいから」という自己主張の形で返すように教えました。

例えば遊ぼうと誘われたとき、「今は別のことをやりたい」「今日は別の子と遊びたい」と返します。
断っているという結果に変わりはありませんが、相手への拒絶ではなく自分の意思を伝える形。
「なんで?」と聞かれる前に理由を先出ししてしまう、という感覚です。

これは私の経験から来た完全な感覚論でしたが、娘には合っていたと思っています。
相手がそれに怒りを感じたとしても「自分の思い通りにならない」という方向に変換されやすく、理不尽な拒絶とは受け取られにくい。
そのうちに相手も自然と近寄らなくなってきます。

干渉をやめた日

今は例の子たちと娘が一緒にいることがあっても、何も言いません。
娘が自分で断れるようになったと感じた時点で、口を出すのをやめたからです。

「ママに怒られるから」ではなく、「自分がどうしたいか」で動けるようになった。
娘自身が関係を判断して動けるようになった。
それが見えたとき、干渉する必要はなくなりました。

カウンセラーとして思うこと

友達関係への干渉は、本来避けた方がいいと思っています。
子どもが自分で関係を築き、判断していく経験が大切だからです。

ただ娘の場合は、小学校低学年であり自分で判断するための土台がまだできていない状態でした。
傷ついたままの状態で、同じ関係に置かれ続けることの方がリスクが高いと判断しました。

干渉することはゴールではなく、子どもが自分で判断できるようになることがゴールです。
外からの抑制が内側の判断に変わるまでの過程を、親が一緒に支えることが大切だと思っています。

しかしこれもあくまでも娘の場合です。
誰もが同じようにすればうまくいくとは限りません。
でも「干渉してはいけない」と思いすぎて、苦しんでいる子どもをただ見ていることが正解でもないと思います。

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